ピアノキャットです。
たとえば、SEKAI NO OWARIの Dragon Nightと、THE BEATLESのYesterdayだったり。
椎名林檎の丸の内サディスティックと、ゲスの極み乙女。のキラーボールだったり。
黒うさPの千本桜と、TM NETWORKのGet Wildだったり。
なんか似てるなぁ、と思う曲ってありますよね。
それらの曲は、たぶんコード進行が一緒なんです。
以前にも触れたとおり、コード進行には著作権がないため、世のプレイヤーたちはがんがんパクっているのです。

逆説的に、よくパクられてるコード進行を覚えてしまえば、いろんな曲に応用できるのでは?
今回からしばらくジャズで最も有名な進行、ブルース進行を使ってその疑問に応えていきたいと思います。
ということで、使うのはWatermelon Manという曲です。
メロディが「うぉーたーめろんまん!」って聞こえね?という与太話から本当にそんな歌詞までついてしまったという……いや、これが与太話なのですが。
僕の知っているジャズで一番よく聞くブルース進行なので、何回かに分けてやっていきます。




上のサイトさんで紹介されているとおり、ブルース進行とは原則12小節を固定で弾くものです。
Ⅰ7|(Ⅳ7)|Ⅰ7|Ⅰ7|
Ⅳ7| Ⅳ7 |Ⅰ7|Ⅰ7|
Ⅴ7| Ⅳ7 |Ⅰ7|Ⅴ7|
Fメジャー調では、こんな感じ。
F7 |Bb7|F7|F7|
Bb7|Bb7|F7|F7|
C7 |Bb7|F7|F7|
……ちょっとWatermelon Manと違いますよね。
これはWatermelon Manが変則16小節のブルース進行だからで、9~12小節を追加しているからです。
まぁ、この進行を延々とループしてソロ回しするという点では理屈は同じです。
たとえば、このように。
出典:youtube – Piano Marcos|Watermelon Man – Piano Cover
出典:youtube – Yohan Kim|Watermelon Man (Herbie hancok) – Playing yohan Kim
本当に楽しそうに弾きますね!!
このようにブルース進行を覚えてしまえば、オーディエンスを永遠に沸かせつづけることも可能……!
次回のつらつらピアノでは、その「12小節」の密度に切り込みたい。
(変則16小節なんですけどね。まあいいじゃん)
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