ピアノキャットです。
前回のLemonを応用して、アイネクライネもやってみようと思ったら、1ヵ月以上もかかってしまいました。
なかなかカオスコードは面白かった練習時間が取れませんでした。
ということで、今回もジャズのテクニックを使って、米津玄師のアイネクライネをさらっと弾いてみます。
さっそく原曲を聞いてみましょう。
出典:youtube – 米津玄師|米津玄師 MV「アイネクライネ」
レシピを書いていきましょう。
1.コード進行
(1)ざっと知る
進行を知るには、とりあえずぷりんと楽譜さんに頼っておきましょう。
前回のLemonでもBbメジャー調の♯5つに苦しめられました。
今回こそは簡単なの来い!と思っていたのですが、アイネクライネはDbメジャー調……。
♭5つ……。
(2)簡単にする
齢30を超えると世界のスピードについていけなくなります。
その時間不足を埋めるために「簡単にする」という行為は大切です。
今回の件で言うと、黒鍵の数が多すぎて心が折れました。
なら、強制的に白鍵の数を増やしてやればいいわけで。
Dbの半音下は? そう、Cですね。
どうだ、明るくなったろう?
このようにソロプレイでは、ベースに相談なくスケールを変えられるので素敵です。
2.左手
(1)べた弾き
とりあえず、トライアド(三和音)でべた弾きしましょう。
オープニングはオクターブ高めに弾いておけば、なんかそれっぽくなります。
(2)パターン
左手に脳内リソースを割かないように、なるべく同じ音を残してコードを転回させます。
(3)ベース音
前奏が終わったあたりから、ベースがぶいぶい言い始めるので、再現したいと思います。
そんなときにはコードの最初に低いルート音をぶっ叩きましょう。
……転回の努力が犠牲になったような気がしますが、気にしない。
3.右手
(1)メロディ
上記のように、左手で和音をつくるので、右手は単音だと通りがいいです。
ところどころ、和音をつくってやるとアクセントでいいかもしれません。
(2)間奏
間奏は魂が赴くままに弾きましょう。
4.以上を踏まえて
さぁ、ここまでLemonと同じ記事構成にしたのは、ここが肝だからです。
今回は♭5つに耐えかねて、スケールを半音下げてCの世界にしました。
そして、歌謡曲には曲の途中で半音をあげると、なぜか気持ちいいというテクニックがあります。
ヤッチマイナ―!
今回は工夫してコードを真ん中にでかでかと載せたほか、字幕機能でちょっとした解説も入れました。
なんかの役に立てば幸いです。
ということで、1ヵ月以上開けてしまいましたが、今年2つめの記事も米津玄師さんでした。
このように歌謡曲を色々考えながら弾くのは、いずれハウルの動く城の「人生のメリーゴーランド」をジャズでやりたいからでして。
もう少し練習時間を増やして、リズムを安定させたいものです。
さて、次回はブルース進行に戻ってやっていきたいと思います。
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