ピアノキャットです。
Blue Bossaでセッション練習するにあたって、譜面に解説をいれてみました。
このようなコード解析を行うのも、お酒を飲んだ夜の楽しみです。
この曲も大体ツーファイブワンでできています。
- 1段目はCm調の準備運動
- 2段目はCm調のツーファイブワン
- 3段目はDb調借用のツーファイブワン
- 4段目はCm調のツーファイブワン
そのうえで、二つコードを改造します。
一つ目は納 浩一さんもジャズスタンダードバイブルでやっているG7(#9)。
これは下はシ、上はシ♭の長14度で音をぶつけると、とても音がジャジーになるというテクニックです。
二つ目はナポリの6度。
横文字にするとナポリタン・シックス!
超かっこいい……。
音楽理論 ざっくり解説さんにざっくり解説いただいたように、ナポリの6度とはマイナースケールにおいて主音の短2度の音をルートにする長3和音です。
記号にすると♭Ⅱ(onⅥ)という感じです。
こいつを使うとマイナースケールでもとたんに明るく感じます。
明るいならどんどん使うべきですね。
ほぉら明るくなった!
ベースと一緒にセッションに赴くには、音が被らないよう、ここからルートを抜かなければなりません。
しかし、前回詠唱破棄を例に説明したように、普段あたりまえに弾いている音を破棄するには、脳みそのメモリをずいぶんと消費します。
それをさらっと弾けるようになるとかっちょいいですよね。
実はルートを抜くには裏技があるんです。
次回はその簡単レシピをやったって、ベースとオーディエンスに「根音省略(ルートレスヴォイシング)……だと……?」と言わせてやりましょう。
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