ピアノキャットです。
僕は完全パンクマニュアルが大好きです。
どのくらい好きかというと初版本に直筆で「てめぇはファッションパンクだ!!」と書いてもらったほど好きなのですが、しかし、どうしてそんなサインを頂けたのか記憶に残ってません。不思議です。
完全パンクマニュアル – 「はじめてのセックス・ピストルズ」
そんな僕にとってパンクロックとは魂の叫び、パンクロッカーとは生き様であります。
かつて若かりし頃には赤髪を振り乱して街を闊歩しておりました。
遊ぶ金欲しさに就職してしまってからは、心の奥の柔らかい部分に中指をぶっさして生きてきました。
結婚して子どもができた30代になってようやく、あの頃にはもう戻れないと悟りました。
元パンクロッカー。その言葉には深い悲しみがあるのです。
深い悲しみ。
?!
サッカーに例えると確かにわかりやすいですね。
Ⅱm7(パス) – Ⅴ7(センタリング) – ⅠM7(シュート!)
でも、なんでしょうか。この、なんていうか、その。
枯葉のコード進行をプロビデンスの目で見ると、こういう感じになるのですが。
ここでコード転回の魔法が生きてくるわけです。
上記のC7について、左からAパターン、Bパターン、Cパターン、Dパターンと記号を振るとですね。
BbスケールのツーファイブワンはAパ → Cパ →Aパとなります。
GmスケールのツーファイブワンはAパ → Cパ →Bパとなります。
どういうことかというと、わかりやすいように動画を撮ってみました。
そう、このように左手の動きが少なくなります!
左手があっちゃこっちゃぶっ飛ばないのは超いいことでして、脳みそのメモリ消費を抑えてくれるので、その分右手の自由な演奏に精神的なリソースを割けるわけなんですよ。
コード転回のルールは簡単に3つあります。
- 次のコードに移るとき、共通する音はなるべく位置を変えずに弾くこと。
- 次のコードに移るとき、共通しない音はなるべく近くのものを弾くこと。
- ベース音に指定があるときは、その音を一番下にすること。
これを基に考えれば、枯葉の左手はちょっとずつ下の音にずらしていくだけになります。
すごく楽!
なので枯葉講座はこれにておしまいにしましょう。だって、もはや完璧な枯葉なのですから……。
出典:youtube – 737guam|枯葉 (ジャズ・ピアノ)Autumn Leaves piano solo
……あれ?
他の人の演奏と全然違うぞ??
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