ピアノキャットです。
素人がラップバトルに赴くには事前に大量のリリックをメモしておくことが必要です。
同様に、素人がジャズバトルに挑むにはリック(よく使われる短いフレーズ)を大量に記憶しておくべきです。
バトル? そう、音楽は格闘技だ!
レッスン1、アドリブとは「スケール」「アルペジオ」「半音階」「リズム」という4つの要素から成り立っています。
レッスン2、最初の1音に前乗りで半音下をひっかけるあれはかっちょいい。
前回、この二つを使えば、百戦錬磨のジャズプレイを真似できると言いました。
しかし、完全無欠の模倣である必要はありません。
なぜなら全弾記憶を頼りにいくには、僕らは年を取りすぎている。
かつ技量任せのリックを真似するには、腕も不足がちです。
ならばのせんべろ戦法。
美味しいところだけつまませてもらおうというのが、前回のフリでありました。
リックを書きました。
こういうのは譜書きソフトを使って、12音階を移調させておくと便利です。
さて、実奏については、よくばらないことがコツです。
僕が好きな人がこういう動画を投稿していました。
youtube – GYARI|ボーカロイドたちがただ2コードくりかえすだけ
造詣が深いなぁ…というのが、聞くたびに思うことでして。
この曲は2コードだけをテーマにしていまして、聞いての通り、序盤はシンプルな音で構成されています。
毎小節毎小節、多種多様なリックを繰りださなくても、よい音楽になるという実例であります。
そして、同じ音を繰り返すということは、弾き手と聞き手の間にお約束的な安心感が生まれるわけです。
やってみました。
自分で考えたリックに、盛りあげるところだけguilherme ferragutさんたちのアドリブをパクってみました。
うまく融合できたような気がします。
以上、簡単アドリブクッキングのお時間でした。
ワールドカップ日本VSセネガル戦が盛り上がっているので、今日はこのへんで。
次回は…たぶん、丸の内進行を使ったリック練習だと思います。
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